今回は仮説出しの観察調査についてお伝えします。
前回の商品企画七つ道具:専門家に評価されているのになぜ売れないのかに続いて解説します。

企業での顧客価値創造のための対策である、
商品企画七つ道具には仮説発掘法が一番目の手法としてあります。

仮説発掘法の原点は顧客の観察調査であります。

とある観察調査を行った時の

観察調査とは、

例えば、一般消費者行動研究から、

1.実際の買い物行動を店舗の現場で視察や録画して客観的に観察
2.使用場面で直接消費者にインタビューや録画して観察

することを指します。

観察調査の実地研修をしたとき、

観察調査の失敗例

ある班が
・テーマ商品が時間当たり何人居るかを数をカウントしました。

例えば、自動車で自社テーマの車が何台通ったか。
運転者は誰か、同乗者は何人か。数を調べました。

国道246号線の渋谷駅前西口から延長する歩道橋上に、
開発スタッフを配置し、車線毎に
写真撮影、車名記録、乗車人数記録と分担者を決めて数をカウントしました。

市場を知る上では、有効な手段でしょうが、
商品企画の上で新しい仮説を出す上では、この方法では仮説は出てこないでしょう。

この例で観察調査するなら、
自動車に同乗させてもらい、その様子を録画した方がよいでしょう。

できるだけ消費者に直接的な情報を得ることが、
観察調査における情報収集といえます。

もう一例、実地研修でのこと

渋谷のスクランブル交差点でベビーカーの様子を観察しました。

 

気づき
・ずっとスクランブル交差点の人を見ていると気持ちが悪くなった。
・交差点の段差に目を付け、段差の乗り越えだけを見続けた。
・生地に着目して、生地の色と赤ちゃんの様子を見続けました。
・ぶら下がっている荷物に目を付け、何が引っかかっているか見続けました。
など

上記のことから観察調査は

・大量に行う場合は、予算・時間・人が必要です。
・観察担当者の視点、観点などの力量に差があり標準化しにくいのです。