https://youtu.be/LZhhbAnhkoU

手法そのものは有効でも、使い方を誤ると価値創造につながりません。 動画では「インタビューやアンケート、アイデア発想などの手法先行型」が成果に結びつかない理由と、問題解決アプローチへの切り替え方が語られています。


手法先行型の商品開発が抱える問題
インタビューやアンケート、アイデア発想のワークショップなど、商品企画でよく使われる手法は数多くあります。 しかし「調査もした、アイデアも出した。それなのに判断材料にならない」という声は後を絶たず、最終的に「手法が悪い」「コンサルが悪い」という不満に向かいがちです。

著者自身、大学の先生と仕事をしていた頃は手法先行になりがちで、「方法さえ知っていればうまくいく」と信じていたと振り返ります。 ところが実務では、手法だけを回しても価値が生まれないケースが多く、その違和感が今回のテーマの出発点になっています。

問題が定義されていないまま手法だけ回すリスク
多くの手法論は本来「問題解決のため」に設計されています。 ところが現場では、肝心の「問題の定義」がないまま、とりあえずインタビュー、アンケート、発想会を実施してしまうケースが目立ちます。

何を解きたいのかが不明確。
どんな仮説を確かめたいのか決まっていない。
その結果、闇雲に調査し、集まった情報も曖昧で使い道がない。

この状態では、得られたデータやアイデアを価値創造につなげられず、「実務的でない」「現場で使えない」と評価されてしまいます。

問題解決アプローチへの切り替え
著者が提案するのは、「企画は問題から始める」というごくシンプルな原則です。
まず「何が問題か」を明確にする(例:売れないのはなぜか、指名されないのはなぜか)。
その問題に対する仮説を立てる(例:顧客が価値を感じていないポイントはどこか)。
仮説に応じて最適な手法(インタビュー、アンケート、アイデア発想など)を選ぶ。

手法は価値創造のための「手段」であり、目的ではありません。 問題と仮説が先にあり、それを解くために手法を当てることで、初めて「意思決定に使える情報」が得られると説明されています。

「売れるために何を確かめたいか」から設計する
売れる新製品にする、売れない現状への対策を考える、社内の新製品案を検証する、といった目的があるなら、「何を確認できれば前に進めるか」を起点に手法を設計する必要があります。

どんな顧客に、どんな価値を届けたいのか。
その価値仮説は、顧客の行動や声と整合しているか。
どの手法なら、その仮説の当たり外れを一番クリアに確かめられるか。

この順番で考えると、インタビューもアンケートもアイデア発想も、「ただやって終わり」ではなく、問題解決と価値創造に直結するプロセスになります。



企画担当・マーケ担当へのメッセージ
著者は、クライアント企業の「売れない」「指名されない」という悩みからスタートし、その解決に手法をどう組み込むかを常に考えていると語ります。 手法だけを学ぶのではなく、「何のために、何を解き明かすのか」という前提から設計することが、実務で成果を出す企画・マーケティングに欠かせない視点です。