商品企画七つ道具では顕在ニーズはもとより、
潜在ニーズの発掘を勧めます

商品企画七つ道具では顧客のニーズを発掘して、
それにふさわしいコンセプトを考案することとしています。

今回は潜在ニーズ発掘するための方法をお伝えします。

ここでいう、コンセプトとは
①誰の
②どのようなニーズを
③どのような手段
④どのレベルまで満たしたか
を記述した企画案をいいます。

企画は
①ニーズの発掘
②コンセプトを考案するための調査
が含まれます。

特に新規性の高い商品では顧客の潜在ニーズに着目した
企画することが望まれます。

顧客の潜在ニーズを発掘するためには、
①顧客自身が気づいていないニーズ
②気づいていてもそのイメージが曖昧なニーズ

潜在ニーズは顧客から発言された要望だけではないため、
①顧客の行動プロセスの洞察
②顧客になりきりニーズを考案
③顧客の本質的価値・表層的価値など価値の側面の捉え直し
④価値提供プロセスにおいて福童・補完して価値を発展させる
ことによって潜在ニーズを発掘します。

顧客と一体となった
・行動プロセスの観察の仕組みづくり
・情報収集した後のニーズの精査
が必要です。

具体的な例
・BtoCメーカーにおいて、自社モニターを活用して、行動プロセスを把握しました。
・BtoBメーカーにおいて、自社の現場従業員を活用して、工場における動作をモニター観察をしました。
・BtoBメーカーにおいて、運転者の行動をビデオ撮影して、潜在ニーズを発掘しました。

顧客接点が多い担当者を参集して、
顧客の行動を収集する仕組みを構築します。

BtoBの場合
・直接顧客(B)の声や要望・行動
・その先に存在する最終顧客(C)の声、行動についても
直接収集できる仕組みを構築します。

最近の情報技術の発展により、
顧客の声を収集する仕組みを活用します。
例)ライブカメラ、ICT、行動履歴、GPS、SNSの活用

さらなる潜在ニーズの発掘のためには
一企画担当者だけの情報収集ではなく、
顧客と企業、組織が行動で発掘するための
継続的な仕組みが必要です。