日本科学技術連盟主催
第119回品質管理シンポジウムに参加しました。
https://www.juse.jp/qcs/thanks/119/

品質管理シンポジウムは1964年から続く、品質管理を普及発展のために、
現在の課題から毎回テーマを選定し、産学の専門家による講演、
テーマに関して各論を追求するグループディスカッションを行うの構成です。

昨今、外部環境の変化の対応、気候変動やパンデミック、天災などの対応。
内部環境では働き方改革、多様性、SDGs対応。
DXや生成AIの対応がテーマに上がります。
これらの中で経営の継続、品質管理の役割など議論します。
今回のテーマは経営環境の変化に適応するためのTQMの進化
~基本の最先端な実践とさらなる飛躍~でした。
講演会は特別講演にAIの専門家、基調講演は主担当の大学の専門家、
講演会は企業事例となりました。
グループディスカッションは1班に所属し、
TQMの進化に求められるトップのリーダーシップというテーマで討論しました。
論点は
①トップがリーダーシップを発揮しやすい環境、発揮しにくい環境とは何か
②組織が目指す方向についてトップが語る際、構成員が腑に落ちるメッセージの条件は何か
③トップの意思の浸透度合いは、トップ診断などにおいてどのように把握し対応するか
私は製造業向けの価値創造コンサルタントをしていますが、
特殊な環境での従業員の価値を上げる必要があり、苦労しました。
弊社は大学教授が立ち上げた企業で、
そのため私の師事のゼミナール生が従業員でした。
その中でクライアントの要求品質以上の価値を提供し、
大学生の満足度、師事である大学教授の満足度を上げる必要がありました。
それぞれ目的目標が異なり、その統率、クオティティの維持には、
トップというより、人のやる気、モチベーションを向上させることが、
それぞれの向上効果を上げると経験的に積み上げてきました。
その中で大学生の感情は非常に重要で、
どうしたら前向きに取り組んでもらえるか、
成果を達成してもらえるか、クライアントに評価してもらえるか
教授に評価してもらえるか。
常々考えてきた気がします。

基本的には大学生の自主性と私の取組、クライアントの期待が合致したとき、
成功に導いた気がします。