今回は、統計的品質管理の考え方を
商品企画七つ道具に具体的に展開する方法を考察しました。

唐津先生の著書「QCからの発想」を読んでいて、
統計的品質管理の考え方が紹介されていました。

これを新商品企画に展開できないかと考察をしました。

ちなみに統計的品質管理を考案したのはアメリカの通信会社の
ベル研究のシューハートです。

シューハートは工場生産におけるばらつきに焦点を当てて、
規格内に入ったものを生産すれば良品になると考えました。

シューハートの考えた統計的品質管理を具体化するには、
次の3項目をやればよい。とあります。

①品質のばらつきを作り出している犯人を突き止める
:工程の解析

②寄与率の高い原因つまり不良の犯人が発見されたら、
これをできるだけ安定するよう狭い幅に押し込める
:標準化

③犯人が決められたら幅から出ないように監視する
:工程の管理

引用先:「QCからの発想:唐津一、PHP出版p31」

このシューハートの項目を
顧客価値創造を推進し、次期新商品企画を実行する上で、
新商品の不良である顧客不全を徹底的に洗い出すことが重要です。
改善の手がかりを知ることが肝要です。

その方法
①新商品の顧客要求の適合を判定をする
・商品の顧客評価を活用します
・商品企画七つ道具でいえばインタビュー調査、アンケート調査

②新商品がどうして顧客要求に適合するか否かの判定をする
・商品の要因分析を活用します、多変量解析の重回帰分析
・商品企画七つ道具ではアンケート調査、ポジショニング分析

③新商品が顧客要求や価値に合致しているか判定する
・商品の総合評価、満足度、購入意向の数字化
・商品企画七つ道具ではアンケート調査、ポジショニング分析

④層別して評価の良い層や悪い層を判定する
・層別分析、基本的には個人属性での層別
・価値観の層別
・商品企画七つ道具ではアンケート調査、ポジショニング分析
・多変量解析の数量化Ⅲ類、クラスター分析

⑤新スペックを実験的に組み合わせて、新商品案を判定する
・実験計画法、コンジョイント分析


昨今の急激な顧客の変化対応し、技術の融合と、
顧客基盤における差別化を第二の新規事業および
ソリューション開拓を組織的に行う必要があります。

このような新商品展開には品質管理的手法は有効であり、
新商品、新事業の顧客価値創造を継続的に推進する必要があると思います。